田中整体療院

                 (2025.4.12.作成)(2025.5.5.更新)

【3】ハーブとスパイス

<目次>
赤字表記の食べ物は、入力情報用です。最大限の効果を得る為に、極力人為的介入のない品種で部位まで指定しています(旬は、その赤字のもので示している)。
①パセリ(旬:3~5、9~11月)・・・イタリアン・パセリの葉
全身アルカリ化、口腔トラブル、抗細菌・寄生虫・真菌、合成化合物除去、副腎修復
②コリアンダー(旬:4~6、10~11月)・・・・・・ナリーパクチーの葉
重金属解毒、副腎のサポートに最良、ヘルペスウイルス抑制、細菌その排泄物
も除去
③レモンバーム(旬:4~10月)・・・ゴールデンレモンバームの葉
神経鎮静(特に消化器系に関わる神経)、ビタミンB12貯蔵量のコントロール
④ラズベリーリーフ(旬:7月)・・・チルコチンの葉
女性生殖器の安定、ホルモン全体のバランス、母乳産生促進、血液浄化
⑤ショウガ(旬:9~11月)・・・三州生姜の根
鎮痙剤、ビタミンB12産生能強化、臓器・筋肉の強壮剤、抗ウイルス・菌・寄生虫
⑥カンゾウ根(旬:10~2月)・・・ウラルカンゾウの根
ウイルスの爆発的増加に特効、低血圧、肝熱、副腎修復剤、
⑦ウコン(旬:11月)・・・秋ウコンの根
全身性エリテマトーデス、炎症による痛み、脳の炎症、病原体の炎症を抑制
⑧キャッツクロー(旬:通年)・・・ペルー原産キャッツクローの樹皮
原因不明の不調に最強、代替抗生物質、抗ウイルス筆頭、血圧降下、
妊婦・妊娠希望者・降圧剤服用者は禁忌

①パセリ(旬:3~5、9~11月)・・・イタリアン・パセリの葉

◎通常、アルカリ化食品には、身体の一つか二つの組織のアルカリ度を高める効果
しかなく、それ以外の組織は酸性のまま。
しかし、パセリは定期的に正しく摂取すれば、全身をアルカリ化することができ
る。体の組織を巡って、全身から酸を追い出してくれる。
◎病原体と闘う万能のファイターであり、細菌、寄生虫、真菌を寄せ付けない
◎口腔の無益な微生物の増殖を防ぐため、歯周病、虫歯、口腔内乾燥といった
口腔関連のトラブルには何にでも素晴らしく効く
◎知らないうちに体に溜め込まれ隠されていた合成化合物も取除いてくれる
◎微量ミネラル、ビタミン類が豊富に含まれるので、消耗して疲弊した時に元に戻
してくれる優れたハーブでもある
◎カンゾウ根と同じく、一般には副腎強化剤としては上位にはランクされていない
が、パセリのその作用は最高であることは間違いない
◎パセリの内側深くに隠されている微量ミネラルやファイトケミカルの最大量を引
き出して栄養素を吸収することができるようにするには、煎じるのが最適です
(乾燥パセリより生のパセリでお茶にしたほうが好ましい)
◎パセリから恩恵を受ける優れた方法の一つは、セロリと一緒にジュースにするこ
と。パセリとセロリに含まれるミネラル塩は協力し合って作用する。
パセリの塩が体内の乳酸などの酸と結合してそれを追い出す一方で、セロリの塩
は他の種類の毒素と結合しつつ、栄養素となって神経伝達物質(医学研究ではま
だ解明されていない実に様々な種類の化学物質)の形成を助ける
◎最大の効果を得るには、フラットリーフパセリを利用する(カールリーフパセリ
も価値は高いので、フラットリーフが手に入らないなら、カールリーフでよしと
する)

②コリアンダー(旬:4~6、10~11月)・・・ナリーパクチーの葉

重金属解毒に頼れるハーブ。新鮮なコリアンダーが、体の組織や臓器、特に肝臓
から重金属などの毒素を取除いてくれる。脳の重金属を排出するコリアンダーの
不思議な力は、に含まれる生きた水にある
◎コリアンダー嫌いにさせるものは何でしょうか。急に強烈な香味を知覚した時、
それは体内の重金属の酸化速度が速まっていることを示す。その人の体内に有害
重金属が多いということではない。そうではなく、その人の体内の重金属(この
場合、通常はアルミニウム、ニッケル、銅のいずれか二つ以上が量に関係なく組
み合わさっている)が急速に腐食しているということ。腐食とは、毒素が流れ出
し、リンパ系と唾液に入るということ。
コリアンダーが口内に接触した瞬間に、コリアンダーに含まれるファイトケミカ
ルが酸化した流出物と出合って結合するので、その人の唾液に酸化物が大量にあ
れば、不快に感じる可能性がある。言い換えると、コリアンダー嫌いであれば、
それは必要なチャンスが来たということ。
◎副腎をサポートする最良のハーブのひとつ
◎ありとあらゆる形のヘルペスウイルスのほか、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
抑制してくれる
◎どんな細菌もやっつけてくれ、細菌の排泄物
を体から流しさってくれる
◎慢性疾患やミステリー病に必需品
◎結果を得たいなら、1日に2回以上食事に取り入れる(一度に一枝以上)

③レモンバーム(旬:4~10月)・・・ゴールデンレモンバームの葉

◎神経、特に消化に関与する神経を落ち着かせるのに必須のハーブ
◎現代人が経験している消化器系の苦痛の多くには、神経が何らかの関与をしてい
る。例えば、横隔神経(横隔膜を制御しているため、胃に影響を及ぼす)と迷走
神経(横隔膜の中を通って胃と消化を支配している)の炎症が、消化器の過敏症
の背景にあることがある。
レモンバームは、神経がすり減るどの状況に対処するにも、素晴らしい鎮静作用
を発揮してくれる
◎何に対しても癒し作用があり、身体のほとんどどの部分に対しても大いに貢献し
てくれる
ビタミンB12の貯蔵量をモニタリングして、体が使い果たさないよう保って
くれる
◎抗寄生虫、抗ウイルス、抗菌の作用がある
◎肝臓、脾臓、腎臓の解毒をしてくれる

④ラズベリーリーフ(旬:7月)・・・チルコチンの葉

女性の生殖器を安定させるのに、ラズベリーリーフに優るものはない
◎ホルモン全体のバランスを整えてくれる
◎流産予防にも役立ち、出産や産後うつによる倦怠感に対する秘密兵器にもなる
◎母乳の産生を促進する
◎男性にも効果があり、主として血液をきれいにし、全身の解毒をしてくれる
◎生殖器系やホルモンバランスの回復に最強の効果を得たいのであれば、
ラズベリーリーフとネトルリーフを合わせたお茶にする

⑤ショウガ(旬:9~11月)・・・三州生姜の根

何かに過敏な状態から息抜きできるツールとして、最も重要なもののひとつ
究極の鎮痙剤で、ショウガ茶を一杯飲むと、胃の不調が落着いて、他の緊張した
部分も最長で12時間程リラックスする
◎神経の強壮剤というよりは、臓器や筋肉の強壮剤として作用し、身体に対して、
何かを手放しても構わないこと、何もかもがコントロールされていることを教え
てくれる
◎抗ウイルス、抗菌剤、抗寄生虫剤として、健全な免疫システムを促進する
◎体内でのビタミンB12産生能の強化
◎ショウガは一日中再利用可。同じショウガを使って何杯分もお茶を淹れて大丈夫
◎満月の時にショウガ茶を飲むと、その効果は1.5倍になる

⑥カンゾウ根(旬:10~2月)・・・ウラルカンゾウの根

◎カンゾウ(甘草)根は救済者で、現代の世界でも最も重要なハーブのひとつ。
なぜそんなに重要かというと、ウイルスの爆発的増加に対する究極の武器だから
(ウイルスが子孫を作れなくなるようにしてくれると同時に、体の組織をできる
だけウイルスが住み着くのに適さないようにして、ウイルスを体から追い出して
くれる)
低血圧の人にとって素晴らしい存在
◎肝熱を抑えることによって肝臓を鎮静させる
◎現代の最強の副腎修復剤である(副腎にとって充電器のような働きがあり、副腎
の疲労を取去ったり、あなたの為になるような副腎の働きを高めてくれる)
◎カフェインを抜こうとしているのであれば、カンゾウ根茶に替えてみる。朝一番
に飲めば、信じられないほど気力を高めてくれる
◎食べ物の消化に問題を抱えていたり、レストランでひどいものを食べてしまった
りしたのであれば、カンゾウ根茶を飲んで消化を助ける
◎ハーブティーやノンアルコールのチンキ剤として、気軽に飲んでOK

⑦ウコン(旬:11月)・・・秋ウコンの根

◎狼瘡(全身性エリテマトーデス)など、侵入者(狼瘡の場合、EBウイルス)がい
なくなっても体が習慣的な反応サイクルから抜け出せない病態に特に効果がある
◎クルクミン由来のとても有益な天然のステロイド化合物が含まれているほか、
病原体に対する過剰な炎症反応を抑える。それゆえ、神経から関節や脳まで、
体内で炎症による痛みを引き起こしているものであれば何にでもよく効くとさ
れている
◎脳の炎症についていえば、説明がつかない頭蓋内圧亢進、不動性めまい、深部
頭痛、眼鏡を処方しても治まらないかすみ目、錯乱(思考がまとまらない)、
重度の不安、パニックが起きたとき、究極の解毒剤となる
◎炎症に対応すると同時に、その強力な成分や化合物が、循環を強化する必要が
ある体の領域に対して血液供給量を増やす
◎あらゆる種類のガン、特に皮膚ガンを予防する
◎運動後の筋肉、靱帯、関節の回復期間を短縮することができる

⑧キャッツクロー(旬:通年)・・・ペルー原産キャッツクローの樹皮

21世紀の原因不明の慢性不調を治すための手段としては最強。神経症状から消化
器症状まで、ほとんどどんな症状も軽減させるのに役立つ(樹液や、樹皮を煎じた
お茶として摂取)。品種は、「ウンカリア・トメントーサ」の方が効果が高く、
スペイン語では「ウーニャ・デ・ガト」と言われる。
抗生物質の代わりになる。そして、医薬品の抗生物質のような耐性ができない
また、ヘルクスハイマー反応(原因菌が大量に死ぬことによって発熱などが起こ
ること)が現れることなく、微生物を取除く(この反応が起きないのは、キャッ
ツクローに含まれる生理活性のある薬理化合物が、病原体の破壊を個人レベルで
耐えられるように調節するから)
信じられないくらいウイルスと闘ってくれる。いずれは医学研究で抗ウイルス性
の適応力促進物質(ストレスへの適応力を高める働きがある植物・菌類など)の
グループが発見され、キャッツクローがそのリストの筆頭に挙げられることを科
学者たちは知ることになる。このハーブは、小児自己免疫性溶連菌感染関連性精
神神経障害、筋委縮性側索硬化症、連鎖球菌咽頭炎、多発性硬化症、原因不明の
うずきと痛み、などと闘う究極の秘密兵器。
妊娠中や、子供を授かりたいと思っている場合には、使用禁止
◎キャッツクローのチンキ剤を選ぶ場合、必ずアルコールを基剤としていないこと
を確認する(アルコールはキャッツクローの有益な作用を打ち消してしまう)
◎どんな健康問題であっても、キャッツクローで対処しようとするなら、治癒効果
が最も効率よく働く夜に、お茶かチンキ剤を飲むこと
血圧降下作用があるので、降圧剤の服用者は利用しないほうがいいかも

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